カテキンの作用で心も身体も健康になると言われる緑茶は、完全発酵の「紅茶」、半発酵の「ウーロン茶」などと違い、発酵させず、摘み取った茶葉を蒸し加熱処理し、揉み潰し、乾燥させてものです。
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緑茶の主な栄養成分
緑茶は、生産の過程で発酵の過程を経ないので、ビタミン系の栄養素を多く含みます。
特に生の葉には、βーカロチン、ビタミンB群・C・Eなどが含まれ、ミネラル・食物繊維も豊富です。
- ビタミンC
- 葉酸
- カリウム
- マンガン
- 糖質
緑茶の主な効用
緑茶には、カテキン類の中で、薬理作用の高いエピガロカテキンガレートを多く含みます。
ビタミンC、タンニン、カフェインの相乗効用で、高い抗酸化力を発揮してくれるようです。
- コレステロールの上昇抑制
- 抗菌・解毒作用
- 動脈硬化の予防
- ガン予防
緑茶の調理
春から初夏に掛けて出る一番茶は、旨味や香り成分に優れていて、夏以降に摘み取られる葉にはカテキンが多く含まれるようです。
光、熱、湿度に弱く、空気に触れると劣化が促進されてしまうので、開封したら、2週間程度で飲みきれる様にした方が良いとの事です。
茶葉をてんぷらの「衣」に混ぜたり、ふりかけに入れて栄養成分を多く摂取出来る様にする事もある様ですね。
緑茶の美味しい飲み方としては、急須と湯飲みを予め温めておき、1人茶さじ1杯として、飲む人数分の茶葉を急須に入れ、お湯を入れて2分ほど蒸らし、急須にお茶が残らないように注ぎきる事が大事です。
緑茶の保存
緑茶は、開封後は密閉又は、缶や瓶に入れて常温冷暗所又は、冷蔵での保存で2週間、冷凍では、小分けラップ包みで保存3ヶ月との事です。
緑茶への思い
緑茶の浸出液には、水溶性ののミネラルやビタミンCが含まれ、渋み成分のカテキンやカフェインの強い抗酸化作用が期待できるようでいいですね。
カテキンには、ガン予防にも効果あると言われていますから、積極的に引用して、健康維持に努めたいですね。
緑茶などに特有のアミノ酸L-テアニンには、中枢神経系に働いて精神を安定させる作用があり、カフェインの持っている興奮作用と合わせて、集中力や意欲を向上させると言われている様です。
「ほっと一息」の時にお茶を飲む価値が、有るのは解る様な気がします。