原産地は、インド東部とされているナスは、ミャンマーを経由して中国から奈良時代に伝わったとの事とです。
漢方では、身体を冷やす野菜として、鎮痛や消炎効果に期待が持たれています。
「秋なすは、嫁に食わすな。」と言うことわざも出産を控えたお嫁さんを気遣う所から、生まれたと言う説があるようです。
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ナスの主な栄養成分
ナスは、余り多くの栄養素を含まないようですが、主な栄養成分として、以下です。
- ビタミンK
- 葉酸
- カリウム
- 食物繊維
- 糖質
ナスの主な効用
ナスの紫色の皮に含まれるポリフェノールの一種で有るナスニンが、活性酸素の働きを抑制してくれるらしく、がんや心臓病などの生活習慣病の予防に効果が期待できるそうです。
- ガン予防
- 動脈硬化予防
- 高血圧の予防・改善
- コレステロールの上昇抑制
ナスの調理
ナスは、調理前に軽くこすり洗いをして、3分ほど水につけて農薬を出せるようです。さらに、切ってからも水につけるとアクも抜け、農薬も減り、変色も防げるようですが、アクを抜きすぎると、水溶性の貴重な栄養成分ナスニンも流出してしまうので、注意が必要との事です。
ナスの大事な栄養素ナスニンが含まれる皮は、きちんと食べ、油を使った料理に相性が良いようです。
揚げたり、炒めたりする事で、甘みが増します。
エゴマ油やココナッツオイルを使って調理すると、デトックス効果でナスの栄養効果にも良いみたいです。
只、ダイエット中の人は、油を使った調理には、注意が必要そうですね。
油調理をする前に、ナスを切ってから、塩水に漬けるか、切り口に塩をふると油の吸い過ぎにならずに良いです。
味噌共、相性が良いらしいので、お味噌汁の具としても使われますね。
ナスの保存
ナスは、低温障害になりやすいので、冷蔵庫野菜室保存で保存期間は、1週間ぐらいと言われているようです。
冷凍保存する場合は、ナスを使ったメニューに合わせて加熱して保存した方が良いとの事です。
ナスへの思い
ナスを選ぶときは、ヘタにはトゲがあり、紫色が濃く、表面に傷やシワの有る物は避け、ハリツヤが有る物を選んだ方が良いです。
栄養素は、それほど多くないと言われているナスですが、皮に含まれるナスニンが、強い抗酸化作用が、有るらしく、老化を抑える期待があるとのことです。
眼精疲労や視力回復にも期待が持てるそうです。
江戸時代には、ナスのヘタを焼いて粉にして、歯磨き粉として使っていたと言う話もあるようですヨ。
ナスのお味噌汁、本当に良く作って飲みますネ。