胃腸の働きを整える消化酵素がいっぱい有ると言われるダイコンは、確定はされていませんが、地中海地方や中東が原産ではないかと考えられています。
日本には、弥生時代には伝わり、今では品種、調理法も豊富にあります。
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ダイコンの主な栄養成分
「自然の消化剤」と言われるダイコンに含まれるでんぷん分解酵素のジアスターゼ(別名:アミラーゼ)が、デンプンの消化を促し、胸やけや胃もたれを予防する効用があります。
- ビタミンC
- パンテトン酸
- 葉酸
- カリウム
- 食物繊維
- 糖質
ダイコンの主な効用
ダイコンの根の先端の方が、酵素活性が強いようで、胃液の分泌を高め、消化を促してくれます。
- 食欲増進
- 消化促進
- 疲労回復
- ガン予防
ダイコンの調理
農薬などが気になる人は、ダイコンの根を使うとき、葉のつけねを1cm程切り、皮を少し厚めに剥いて使うと良いでしょう。
葉は、水を張ったボウルに入れて振る洗いをし、ざく切りにして熱湯に通しておくと安心ですね。
ダイコンの根は、淡色野菜、葉は緑黄色野菜とされ、下部分は、ジアスターゼの働きが強く、加熱には弱いのでダイコンおろしなどで活用し、上部分は、煮物などの加熱調理にすると良いです。
皮の周囲は、ビタミンCが豊富なので良く洗って利用も考えたい所です。
葉には、根の部分に少ないβーカロチン、ビタミンC、カリウムが含まれるので、じゃこやごまと一緒にチャーハン調理で栄養バランスの取れた調理となります。
ダイコンの保存
ダイコンは、常温保存で3日位の保存です。
葉付きのダイコンは、水分を葉に取られるので、葉とは切り離し、冷蔵室に立てて入れられる長さに切って、ラップに包んで冷蔵保存で2週間ぐらい保存出来ます。
葉は、良く洗って加熱するか塩もみして小分けにして冷蔵でしたら、2~3日、冷凍でしたら、1ヶ月位保存出来ます。
ダイコンを冷凍保存する場合は、薄めのいちょう切りをして固めに茹で、冷凍用保存袋に入れて急速冷凍するか、おろしにして冷凍保存袋が平らになるようにして保存で1ヶ月位となります。
拍子木切りしたり、葉・皮も刻んで2日位天日干しにすると、保存期間が1ヶ月位有り、きんぴらやふりかけに利用出来ます。
ダイコンへの思い
ダイコンを手に入れる時は、葉が緑色が濃く、ダイコン自体は、白くてヒゲ根が少なく、持ってずっしり重みがあるものを選ぶと良いです。
焼魚にダイコンおろしが合いますね。ダイコンおろしと一緒に食べると魚の焦げた皮にある発ガン物質の解毒作用があるそうです。