ビタミンの宝庫と言われているサツマイモは、南アメリカ大陸ペルー熱帯地方が原産地とされています。
日本では、江戸時代に薩摩国から栽培が広まり、ほっくりとした甘みが身上とされました。
赤紫色の皮と黄色の果肉を持つ「紅あずま」、「鳴門金時」から「黄金千貫」まで様々な品種が有ります。
Contents
サツマイモの主な栄養成分
サツマイモの皮が紫色の品種の紫色は、アントシアニンでポリフェノールの一種で、抗酸化作用が有り、ガン予防などに期待が持たれています。
主成分は炭水化物で、エネルギー源となる成分はデンプンですが、甘味成分のショ糖も含まれます。
- ビタミンB1
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム
- 食物繊維
- 糖質
サツマイモの主な効用
サツマイモは、ビタミンCが多く、ビタミンEと共に生活習慣病を予防する抗酸化力を発揮すると言われています。
食物繊維も有り、便秘の予防も期待されています。
- ガン予防
- 老化の抑制
- 便秘の予防改善
- 糖尿病の予防
ビタミンCが、肌にハリやツヤをもたらし、メラニン色素の沈着を防ぎ、ビタミンEは、細胞の劣化を防ぐ効用が期待されています。
腸で水分を吸って膨らむ水溶性食物繊維も多いので、満腹感も感じやすく、ダイエット中に食べるのにも適しているようです。
サツマイモの調理
サツマイモは、発色剤や農薬などを使っている場合もあるので、流水で表面をスポンジなどで擦り洗いを良く行い、くぼみ部分も注意して洗うと良いです。
サツマイモを油で揚げても栄養の損失は少ないのですが、カロリーが多くなってしまうので、焼いたり、蒸したりして食べるのがお勧めです。
風邪の予防も考えてβーカロチンとビタミンB2が、豊富なブロッコリーとの食べ合わせが良いようです。
サツマイモの保存
常温保存では、サツマイモを1本ずつ新聞紙に包み、冷暗所で1ヶ月ほど保存出来ます。
冷蔵保存では、やはり、1本ずつ新聞紙で包み、ポリ袋に入れて軽く口を閉じ野菜室で2ヶ月程、保存出来ます。
冷凍にする場合は、サツマイモの皮を剥いて茹でて潰してから小分けにして冷凍保存袋に入れて、1ヶ月ほど、保存出来ます。
又、サツマイモを蒸して皮を剥き、薄く切って1週間ほど干すと3ヶ月位保存出来るようです。
サツマイモへの思い
サツマイモを選ぶときは、皮に艶があり、滑らかでヒゲ根は少なく均等に有り、ふっくら丸みがあるものを選ぶと良いです。
「焼き芋」として食べるサツマイモが、本当に美味しくて大好物ですネ!