イライラを鎮め、食欲を刺激する香り成分を持つセロリは、イギリスを含むヨーロッパ原産と言われ、これまで改良を加えられて今日に到っています。
日本では、1800年頃にオランダより運ばれましたが、その独特な強い香りで食用としては普及しなかったようです。
食生活が、洋風になってきてから、食用として利用されたようです。
特有の香り成分のアピインが、神経系統に働きかけ、イライラを抑えたり、又、胃液の分泌を促して食欲を高める効果も有ると言われています。
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セロリーの主な栄養成分
セロリの栄養成分自体は、それほど多くはありませんが、主な成分は、下記です。
- ビタミンC
- 葉酸
- カリウム
- 食物繊維
- 糖質
セリ科の野菜に多いフラボノイドなどの機能性成分が含まれています。
セロリーの主な効用
セロリに含まれるフラボノイドの抗酸化作用は、ガン予防に期待されいるようです。
- ガン予防
- 抗ストレス効用
- 高血圧の予防改善
- 疲労回復
セロリーの調理
調理前の処理として茎の内側も忘れずに全体を擦り洗いし、薄い酢水に5分ほど浸けて有害物質を取り除くと良いです。
セロリの葉は、栄養価も高いので捨てること無く、佃煮にしたり、じゃこなどと一緒に炒めたり、卵と一緒に炒めたりして食べるのもお勧めです。
ビタミンCやカルシウムを含む食材との合わせが良いようですね。カリフラワーやブロッコリーなどとのクリーム煮も美味しそうです。
加熱調理すると甘みが生まれます。
セロリーの保存
セロリの保存は、常温保存はせずに、葉と茎を切り離し、それぞれペーパータオルで包み、ラップでしっかり包み、立てて冷蔵保存で約1週間保ちます。
セロリの葉は、冷凍用保存袋に入れ、凍ったら、袋のまま揉んで砕いて調理に使うのも良いです。
冷凍保存で約1ヶ月期間が有ります。
葉と茎を分けて2日間ほど天日に干して1ヶ月位の保存期間がありますが、煮込み調理などに使えます。
スティック状にカットして、ピクルス液に漬けて1~2週間ほどの保存が効き、食べても美味しいですね。
セロリーへの思い
セロリを選ぶときは、切り口の変色・傷があるものは、避け、茎は白く肉厚で筋がクッキリしていて、葉が緑色で全体にハリがあるものを選ぶと良いです。
栄養素で多いのがカリウムで過剰なナトリウムを体外へ排出してくれて、高血圧の予防改善に一役をかってくれる期待があり、さらに、利尿が促進されるので腎臓病の予防への効用も期待されています。
葉の部分は、緑色部分が濃いので、βーカロテンが豊富です。葉に含まれる香り成分のピラジンには、血栓を防ぎ、血液をサラサラにする効用もあるとされています。