中央アジアが原産とされるタマネギは、予防医学の観点から特に注目を浴びていると野菜と言われています。
日本には、江戸時代に長崎に伝わったらしく、最初は、観賞用だったそうです。
民間療法では、古くから抗菌、消炎、鎮静作用をもつ薬草として利用されてきた歴史がありますね。
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タマネギの主な栄養成分
タマネギ自体の栄養素は、そんなに多くはないそうですが、ビタミンB1の吸収を助ける成分があるそうです。
タマネギには、主な栄養成分として、下記の様なものになります。
- ビタミンB6
- ビタミンC
- カリウム
- リン
- 食物繊維
- 糖質
タマネギの主な効用
ストレスや冷え性、不眠などの症状改善に効用があると期待されています。
刺激のある香味成分は、硫化アリルと言うそうですが、それは、胃の働きを活発にする作用があるらしいです。
含有するポリフェノールに血液をサラサラにして悪玉コレステロールの上昇を抑え、動脈硬化の予防や抗がん作用でも期待されているそうです。
- 動脈硬化予防
- コレステロールの上昇抑制
- 糖尿病の症状改善
- 疲労回復
タマネギの調理
農薬や殺菌剤が使われている可能性もあるので、外側の皮は丁寧に剥いて使わずに処分した方が、良いみたい。
血液をサラサラにしてくれる「ケルセチン」を含む皮を煮出して「皮茶」にして、飲む方もいるようですが・・・。
又、食べる部分の「ケルセチン」を増やすために、皮を剥いて1週間ぐらい日光に当てて、食べると良いらしい。
鼻や目にツンとした刺激のある香味成分は、強すぎるときは、水にさらすと刺激を弱める事が、出来るそうですが、余りさらしすぎるとせっかくの栄養も溶けでてしまうので、注意が必要との事です。
切ったり、刻んだりして、空気に触れることで薬効成分が増加するらしく、加熱調理などの場合は、切ったり刻んだりした後は、暫く時間をおいて調理すると良いらしいです。
スープや煮物で使う場合は、いきなり茹でず、まずは油で軽く1分程度炒めるだけで栄養の流出を防ぎましょう。
タマネギの保存
タマネギは、蒸れに弱いのでネットなどに入れて、湿気など無い場所に吊して保存が良いようです。2ヶ月位は保存出来る。
但し、新タマネギは、冷蔵室で1週間ぐらいの保存期間のようです。
調理メニューに使う目的に合わせて、よく炒めて冷凍保存で1ヶ月位出来る様です。
タマネギへの思い
普段調理をするとあの刺激有る香味成分が、身体にとって良い効用をもたらしているのですね。
比較的、保存期間も多く取れるので、色々と調理に使うのには重宝して、良い野菜ですね。
みじん切りにするほど、空気に触れて栄養価も高まるみたいです。