血行をよくして身体を温め、冷房病を撃退してくれると言われるショウガは、熱帯アジアが原産で有ると言う説が有力ですが、野生のショウガが発見されたことがないので、厳密には不確定のようです。
日本には、2~3世紀頃、中国から伝わり、奈良時代には、栽培が始まっていたそうです。
薬効豊かな更新野菜の代表で、その効用は、主に独特な辛味や香り成分によるものです。
Contents
ショウガの主な栄養成分
辛味成分に含まれるショウガオールやジンゲロールなどが様々な薬効を持つと言われている主な栄養成分は、下記です。
- ビタミンB6
- ビタミンE
- カリウム
- マンガン
- 食物繊維
- 糖質
ショウガの主な効用
辛味成分のショウガオールが、免疫力をアップさせ、血中コレステロールの改善にも効用を発揮してくる事が、期待されています。
抗菌、抗酸化作用も強力です。
- ガン予防
- 風邪や感染症の予防
- 冷え性の改善
- 食欲増進
辛味成分のジンゲロールは、熱を加えることによって、ショウガオールに変化する。
生でも加熱後でも血行を良くし、身体を温めて発汗を促し、風邪や冷え性の改善に一役かってくれます。
香り成分のジンギベレン、シトロネラールには、胃腸の機能を高める効用があると言われ、漢方では、下痢止めや解毒剤として使われているようです。
ショウガの調理
ショウガは、外形に凹凸があるのでたわしなどで、くぼみも良く洗い、心配な方は、薄皮を剥いて使用すると良いです。
辛味や香り成分は、細かくするほどその特性や効用が活かされるようで、生の場合は、おろしショウガで、炒め物・煮物では、細かく刻んで使うのが良いです。
暑さで体調を崩しがちな時は、キャベツやビタミンCが豊富なブロッコリーなどの野菜と合わせて炒めたりすると体力アップが図れます。
良く好まれる豚肉のショウガ焼き料理などは、風味が増すばかりで無く、肉のタンパク質を分解する酵素を利用しています。
独特の香りが、胃液の分泌を促し、食欲もアップしてきます。
ショウガの保存
ショウガは、風通しの良い冷暗所で、常温で2週間ぐらい保存出来ます。
冷蔵保存をする場合は、ペーパータオルで包み、ポリ袋に入れ口を軽く閉じ、野菜室にて、1~2週間ぐらい保存出来、冷凍保存する場合は、後で使いやすい様に切って小分けにラップで包み、冷凍保存袋に入れて、1~2ヶ月位保存出来ます。
味噌や醤油、甘酢などに漬けて、漬け物として、1ヶ月位の保存も出来ます。
又、薄切りにしてザルに並べて2日ほど天日に干して保存で3ヶ月位です。干すことでショウガの持つ効用をアップさせることが出来、実も皮も煮物、汁物、紅茶などに使えます。
ショウガへの思い
全体的に見て光沢が有り、黄金色のもので縞模様が等間隔で丸みがあり、実が引き締まっているものを選ぶと良いです。
ショウガを使った「豚肉のショウガ焼き」は、本当に大好物で、良く頂きます。
ショウガは、色々な料理に合わせて調理出来る柔軟さも持ち合わせているのでいいですね。