中央アジアから西アジアに掛けて原産地と見られているホウレンソウは、各種ビタミンやミネラルを多量に含み、緑黄色野菜の王様と言われています。
高い造血作用で女性に多い貧血を防ぐ事が期待されているホウレンソウは、血液中の酸素を身体全身に運搬する働きを持つヘモグロビンの成分である鉄の含有量も野菜の中でもトップクラスですね。
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ホウレンソウの主な栄養成分
ホウレンソウは、ニンジンと同じくらいにβーカロチンの多い代表的緑黄色野菜のひとつです。鉄分は、レバー並みに含んでいます。
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム
- 鉄
- 糖質
ホウレンソウの主な効用
ビタミン類や鉄に負けず豊富なカリウムを持つホウレンソウは、血圧の上昇を抑えるほか、筋肉の収縮運動にも有効に作用する事が期待されています。
- 貧血予防
- ガン予防
- 老化の抑制
- 高血圧の予防改善
ホウレンソウの調理
ホウレンソウは、残留農薬が多い野菜らしいので、ボウルに水を張り、水を流しながら、5分ほどおいて。振り洗いをすると良いです。
茹でる前に切っておくのも農薬が溶出するとの事。
アク成分のシュウ酸を含むホウレンソウは、生で大量に食べるのは、注意した方が良いようで、茹で調理が良いです。
抗ガン作用を高めるために、βーカロチン、ビタミンCが豊富なホウレンソウにビタミンEをプラスした、ビタミンEが豊富なウナギ、たらこ、卵、カボチャ、アボカドと言った食品と組み合わせて食べるのが良いとの事です。
ホウレンソウの保存
ホウレンソウは、常温で1~2日位の保存しか出来ないので、水を張ったボウルなどに浸けてから水気を拭き取り、ペーパータオルで包み、根元を下にして、ポリ袋に入れ、ポリ袋の口を軽く閉じ、深めの容器に入れて根元を下に立てて、冷蔵室に保存で1週間ぐらいです。
冷凍保存する場合は、仕入れた日に塩入れて「さっと茹で」てから、冷水にさらし水気を取り、食べやすい大きさに切り、ラップに包んで、金属トレイなどに載せて急速冷凍し、凍ったら、冷凍保存袋に入れて、保存期間1ヶ月ぐらいとの事です。
良く水洗いして、根元を上にして風通しの良い所で2~3日の吊り下げ干し、みじん切りにして、ザルにひろげて干して、1ヶ月位の保存が出来ます。
汁物の具にするときなどに使えます。
ホウレンソウへの思い
ホウレンソウを仕入れるときは、葉は青々としていて厚みが有り、茎が太すぎずにしっかりして、根元の赤身が強く太い物が、良いです。
「さっと茹で」たホウレンソウに鰹節を掛け、だし醤油で食べると本当に美味しく食べられます。