果実

「食への思い」備忘録▶スイカの栄養成分/効用/調理/保存

利尿作用を高め、むくみを解消するカリウムと水分が豊富なスイカは、熱帯アフリカのサバンナ地域や砂漠地帯が原産とされています。

日本に伝わったのは、室町時代以降と言われている様で、全国に広まったのは、江戸時代の後期です。

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スイカの主な栄養成分

果肉の90%が水分であるスイカには、残りの10%に以下の栄養素が含まれています。

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • パントテン酸
  • カリウム
  • マグネシウム
  • 糖質

スイカの主な効用

果肉が赤いスイカには、リコピン、果肉が黄色のスイカには、βーカロチンが、多く含まれています。

それぞれ抗酸化作用があり、ガン細胞の成長を抑制したり、動脈硬化の予防や老化を抑制する効用が期待されています。

  • むくみの解消
  • 利尿作用
  • 高血圧の予防改善
  • 疲労回復

スイカの調理

基本的に皮を残して食べますが、皮などは、念の為濡れ布巾などで表面を良く拭いてから、カットするのが良いです。
食べるときは、外側から1cm位残すのが、良い様です。

良く洗った緑色の外皮を1cm位切り取った白い部分をスライスして、漬け物として頂くのもいいですネ。白皮部分の栄養素も見逃せないです。

利尿作用の高いブドウなどの他の果物と合わせて味わうのも効果的です。

天ぷらなどの油もの料理と食べ合わすと、油の摂取とスイカの水分摂取で、胃腸に負担が掛かるので注意が必要です。

種には、ビタミンEやリノール酸などの抗酸化作用のある物質が含まれることから、中国では、お菓子としても使われている様です。

スイカの保存

スイカ保存は、丸ごとでしたら常温保存で、カットしたら、切り口をしっかりラップして、冷蔵保存で2~3日保存出来ます。

スイカに含有される果糖は、冷やすほどに甘みが増すので、食べる直前まで冷蔵庫に冷やしておいた方が良いです。

皮を取り除いて一口サイズにカットして冷凍保存袋に入れて、冷凍保存で1ヶ月位です。
凍ったまま炭酸水などに入れて頂くのもいいです。

スイカへの思い

スイカは、緑と深緑の縞模様がクッキリとして、おしり部分が黄色っぽいものを選ぶと良いです。

スイカは、完熟するとツルの付け根より周りが盛り上がってきますので、その時が食べ頃です。ツルの付け根がくぼんでいないものは、未熟です。

スイカのお尻にあるヘソの部分が大きい物も食べ頃です。

熟度を調べるのに丸ごとの場合、スイカを叩いて、「ボンボン」と済んだ音色のするものを選んだ方が良いです。未熟な場合は、「ポンポン」「パンパン」などの高い音色、熟れすぎは、低い重たい感じの音色になります。

真夏の水分補強の食品として、よく食べますね。
夏の食べ物のひとつの楽しみです。
「スイカ割り」など、夏の想い出の一つです。